12年前にセンチュリーホームで新築を建てられた施主様。高齢のご両親と一緒に暮らせるようにと増築の依頼を受け、家族の夢を形にするお手伝いを再びさせていただきました。

 

新たに増築したご両親のためのキッチンとリビングには、対面式のキッチンや落ち着きをもたらす畳スペースなどご両親の希望を形にしただけでなく、家族の想い出を取り入れることで住まいへの愛着をプラス。玄関と庭の両方から出入りができる二世帯住宅の間取りにすることで、現在は家を出られたお子さんが将来戻ってきたときのことも想定しています。

今回増築したご両親のためのLDK。奥行きのある空間にお父様が希望された腰壁や片流れの天井に配した木がよりいっそう落ち着いた雰囲気を演出しています。

キッチンにはカウンターも造作しました。一面だけ施したアクセントウォールと色合いを揃えることで、シックでおしゃれな印象に仕上がりました。

現しにした梁は、お父様が子どもの時に住んでいた家に使われていたもの!家族の想い出を新しい家にも引き継ぐことで愛着もひとしお。施主様が選ばれたレトロなガラスの照明との相性も抜群です!

キッチンの脇、お庭側へとつながる部分からも出入りできるよう玄関も設けました。腰をかけるのにもちょうど良い高さの欅の腰板も、ご両親の以前のお住まいで床の間に使われていたものを引き継いでいます。

畳や神棚などご両親の希望に沿った和の空間に居心地の良さを感じます。

元々客間として使用していたスペースには新たに収納をプラスしてご両親の寝室に。右手のリビングを通らずに奥の玄関から出入りできる動線も設けました。

開放的な吹き抜けが印象的なリビング。「10年以上住んでみて外断熱の暖かさを実感してきたので、今回の増築も他社にお願いすることは全く考えませんでした」と施主様。

増築部分の左手と右手のリビングのどちらからも行き来ができるようにウッドデッキも新しくしました。段差がないフラットな作りが家と外との繋がりを生み出します。

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これまでの外観の印象を損なうことなく、木をプラスすることで豊かな表情が楽しめるように。家族の繋がりとそれぞれのプライベートの両方に配慮した理想の増築が叶いました。