毎日の生活を豊かにしたいのは誰でも一緒ですよね。その第一歩である「設計」は、その人の暮らしを豊かさを左右するといってもいいほどの根幹部分でもあります。センチュリーホームの注文住宅には決まった形がないため、お客様のイメージを形にしていく独自のヒアリングにこだわっていますが、どのようなヒアリングから満足できる間取りに導けるのかをご説明いたします。

ご要望を実現するために重要な「フィルタリング」

私たちに相談に来られる方の多くは、自分たちなりの理想の家のイメージを持っていらっしゃいます 。それをどれだけ正確に汲み取れるかによって、家づくりの満足度が変わってしまうため、設計が果たす役割は本当に重要です。とはいえ、お客様の方から具体的なイメージを伝えるのはなかなか難しいのも実情です。例えば「スペイン風の家を建てたい」という要望をいただいたとしても、イメージの写真を見ながら詳しく話を聞いてみると、「アイアン調の取っ手の色合いが好みだった」というケースもあります。まずはインスピレーションの要素が大きいデザイン面について丁寧にフィルタリングをしていきます。

即座に図面に落とし込む「スピード」

設計においてもうひとつの重要な要素が間取り。こちらは特に使い勝手や機能性を重視する奥様が主体となる場合が多いため、ライフスタイルを引き出しながらベースを組み立てていきます。「子どもがいるかいないか?」「生活の中心はキッチンかリビングか?」などの基本的な暮らし方はもちろん、趣味や服装などもお客様の要望を汲み取るための大切なエッセンスです。さらにそこに家事動線や掃除のしやすさなどを考慮し、適材適所の収納を落とし込んでいきます。そして、ここまでの内容を初回の打ち合わせ中に即座に図面に落とし込んでいきます。お客様のイメージをいち早く具現化できるうえ、次回の打合せまでに「もっとこうしてほしい」ポイントが見えてくることで、より精度の高い提案が可能になります。

予算の課題を同時にクリアする「プランニング」

大手のハウスメーカーではお金の話と設計の話が別々に進むことを聞くことがありますが、センチュリーホームでは設計者が金融担当も兼任します。せっかく描いた理想のデザインや間取りを予算が理由で諦めることが極力ないように心がけています。できているものを提案するのではなく、プランニングから携われるセンチュリーホームならではの強みのひとつです。

実際のスケール感を体感できる「展示場」

ある程度イメージが共有できたら展示場で実物を体感していただきます。一般的な住宅に比べ、広く豪華に作られているものが多い展示場にあって、センチュリーホームの展示場は等身大の暮らしを思い描けるサイズ感。築20年以上経っても快適な住宅性能を合わせて体感することで、より具体的なイメージを膨らませることができます。

一度リセットして具体的な形に落とし込む「ゾーニング」

理想の設計が見えてきた後にすることは、その間取りを一度リセットすることです。なぜなら、土地の形状や家の向きによって柔軟に対応できる間取りにするため。「どの部屋の隣にどんな部屋があれば便利か」「家事動線をスムーズにするには」など、家の中の位置関係の配置を決めていきます。ゾーニングと呼ばれるこの作業はかなり重要!「リビングの日当たりがよくない」「水回りが道路に面した場所にある」といった場合もゾーニングの向きを変えるだけで簡単に解決できます。つまり土地に間取りの図面を落とし込んでいくというわけです。

まとめ

決まった形がないからこそ注文住宅の間取りはお客様とのコミュニケーションが大切です。出来上がった設計に満足してもらうのはもちろん、そこに至るプロセスも大事にしながら世界にひとつしだけの理想の家づくりのお手伝いができればと考えています。