中心市街地の丘陵地に建つI様邸。ゆるやかな登りのアプローチを進んでいくと、そこには家族4人の笑い声が絶えない暮らしが待っていました。

木をふんだんに使った開放的な住まいを要望されたI様。
LDKを中心に、江戸時代から続く畳店で働くご夫婦ならではの「畳を取り入れたスキップフロア」など、楽しい空間が多彩に広がっています。

さらにアイデア満載の木製造作、家事がしやすい動線、そして奥様の見事な収納術も、参考にしていただけるはず。家づくりの経緯や現在の暮らしぶりをお聞きしました。

Q.家を建てようとしたきっかけは?

ご主人

大きなきっかけは、2人目の子どもが産まれて住んでいたアパートが手狭になったことです。賃貸の家賃を考えると、財産になる家を持つほうが将来的にもいいと思いました。

Q.センチュリーホームを選んだ理由は?

外断熱工法、自由設計が第一の決め手

ご主人

住宅展示場や雑誌でセンチュリーホームさんを知り、ナチュラルな家の雰囲気や外断熱工法にまず惹かれました。欲しかったロフトも、この工法だと暑さが気にならないんですね。
詳しく話を聞くと、正真正銘の自由設計。こだわりがいろいろあったので、私たちの予算でも自由に家がつくれると、お願いすることにしました。

外断熱工法は建物全体を断熱材ですっぽり包み込むので、ロフトも心地よさは十分。

草ボウボウの場所が理想の土地に!

奥様

土地探しからお願いできたことも大きかったです。希望の学区で仕事場に近い、町なかに家を建てたかったんですが、自分たちでは見つけられなくて。
ところが、まさかここが!という理想的な土地を見つけてもらえたんです。そこは草ボウボウの土地だったのに、地主さんとの交渉から造成まですべてしてもらいました。

草地だった土地に念願のわが家が。シンプルなフォルムの外観はベランダで個性をプラス。

Q.希望された家はどんな家ですか?

毎日、子どもと一緒に楽しめる家

ご主人

子どもが成長しても、のびのび楽しく暮らしていける家をイメージしていました。快適さとか使いやすさが、きちんと備わっていることも重視しました。

小上がりの和室やスキップフロアなど、楽しい居場所がいろいろあるリビング空間。

Q.こだわりがいろいろあったようですが?

のびやかなLDKに、おもしろさをプラス

ご主人

リビングは吹き抜けを取って開放的にしたかったんです。
ただし単に広いだけではつまらないので、小上がりの和室とスキップフロアで変化をつけました。
スキップフロアはボルダリングができるようにしたんですが、見た目もおもしろい空間になったかなと思います。

今はお子さんの遊び場になっている小上がりの和室。
桜色のモダンな畳は色あせしにくいという和紙製。

 

スキップフロアの床面は万が一落ちても大丈夫なように畳敷きに。
畳のヘリはなんとキャラクターモノ! お子さんも大喜びとか。

回れる動線+玄関そばの水まわりで使いよく

奥様

私が特にこだわったのは家事動線です。キッチンには土間収納で玄関と直結する動線も設けました。
それから、外の汚れを家の中に持ち込みたくなかったので、玄関の近くに手洗い場を取りました。玄関から手洗い場、手洗い場からお風呂にすぐ行ける間取りは、ウチの暮らしにピッタリです。

玄関→土間収納→キッチンとつながる動線。買ってきた食料品を直接キッチンへ運べるのは、想像以上に便利だそう。

 

キッチンにはゴミ出しなどに便利な勝手口も。

 

家に入ってすぐの場所に洗面・手洗い→脱衣室→浴室を配置。

Q.木製の造作がとても目を引きますね。

見た目もキレイな造作がふんだんに

ご主人

木の温かみを取り入れたかったので、建具や収納はもちろん子供用机とか、できるかぎり造作してもらいました。
センチュリーホームさんは、もともと木材を扱っていた会社なので質感や仕上がりはさすが。スキップフロアの本棚になる手すりとか、オリジナルの造作も気に入ってます。

リビングには学習コーナーにもなるカウンターを設置。
パソコンを開けてもフタが窓枠にかからない、といううれしい配慮も。

 

カーテンボックスまで造作して木のぬくもりをプラスしています。

 

リビングの壁面収納も美しく造作。エアコンも木製カバーで目隠し。
壁付けテレビのコード類は壁の裏に隠す徹底ぶりです。

Q.収納のつくり方や使い方も特徴的です。

ポイントを教えていただけますか。

「ジャストサイズの収納」で使い勝手アップ

奥様

収納は、何をどこに置くか前もって決めて、それに合うサイズに造作してもらいました。開ける手間が増えるトビラは省きました。
その分、見せる収納になりますが、スッキリ収まっていれば雑然とした感じにはならないし、なにより使い勝手がグンとよくなると思います。

2階ホールに設けた奥様専用の作業カウンター。
見せる収納のお手本ですね。コードレス掃除機を入れる収納の内部には、充電用のコンセントまで付けています。

 

脱衣室はチェストを壁面に入れて広さを確保。
オシャレなタオル収納術は脱帽モノ!

Q.わが家の住み心地はいかがですか?

今も木の香りがする心地よさ満点の家

ご主人

暮らして1年経ちますが、家に帰ると今も木の香りがして癒されます。自然の光や風がよく入るし、夏も冬も快適に過ごしています。これも外断熱工法の効果なんですね。

奥様

家事がスムーズにできるので、子どもと遊ぶ時間が増えました。洗濯物をすぐ干せるように、玄関の脇に提案してもらったインナーテラスとかも想像以上に使いやすいんです。
光熱費がアパートの時とあまり変わらないのも助かっています。

ご主人

子どもたちも元気に育っているし、この家で暮らすのが楽してしょうがない、というのが素直な気持ちです。

リビング空間には吹き抜けと大窓から自然光や風が心地よく入り込みます。

 

明るさをポイントにした子ども室。体を動かすのはここでと、今は遊ぶ場所を決めて使っているそうです。